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✧ noa先生コラム ✧(2025.11.02)




みなさまこんにちは。なんば本店日曜担当のnoaです。

最近完全に秋がやってまいりましたね。収穫の秋ということで、栗や米など秋の豊穣が一年の成果として刈り取られています。

普段の鑑定ではあまり使いませんが、算命学の世界にも、人生の春夏秋冬という概念があります。秋の時代は、これまでの自分が前の季節で育ててきたものを収穫しに行く時期として、実りを収穫するため積極的に動くことが推奨されていて、意味合いは地球上のこの秋とあまり大差ありません。

さてこの秋は皆さんにとってどのような秋でしょうか。食欲の秋にスポーツの秋、読書の秋…と色々ありますが、わたしは毎年映像の秋を過ごしています。映像といってもだいたい映画やドラマを見るだけのことで、正直言うと季節関係なく見ていますが、秋にかこつけて事あるごとにU-NEXTを起動しています。

その中でも韓国ドラマはかなり観ていて、韓ドラ座談会を開けるくらいネタがあるのですが、今日少し触れたい韓国ドラマに『ペントハウス』という作品があります。ちなみにこれはわたしの趣味ではなく、わたしの祖母が熱中して観ていたのを何回かちらっと見ていた程度なんですが、ストーリーや展開があまりにもダイナミックすぎてすごく印象に残っています。ペントハウスのあらすじは、超高層マンションに住むセレブたちによって繰り広げられる愛と欲望と裏切りと復讐のサスペンスドラマといったところで、韓国ドラマの濃い具材全部乗せという感じのドラマです。毎話毎話本当に濃くて、世界観があまりにもスーパーセレブすぎて庶民のわたしにはついていけないところも多かったです。ネタバレにならない範囲で、わたしが感じたスーパーセレブポイントをいくつかあげるのですが、主人公が自宅でスーパーセレブなホームパーティーを開いた際、デザートにピーカンパイを用意していたのですが、ホームパーティーに招待したマンションの最上階の奥さん(主人公が住んでいるのは85階奥さんは100階)が善意で作って持ってきたデザートもピーカンパイで、主人公はピーカンパイかぶりしてしまったことが許せず、一人ブチギレながら自分が作ったピーカンパイを捨てる場面があるのですが、わたしは観ながら「別にええやん…ピーカンパイかぶりましたね!ピーカンパイ2倍になったからいっぱい食べれますね!とか言えば場も和むやん…」と、捨てられたピーカンパイを気の毒に思っていました(わたしピーカンパイ好きです)。また、主人公が色んな状況を自分の優位に働かせるために、アメリカのギャングと取引をする場面もあり、「え、そこまでせなあかんの...?」と普通にびっくりしながらその場面を見ていました。あとここの場面面白かったのが、主人公は韓国語でしゃべってるのにギャングは英語で返事してて、特に通訳もいない状況でした。なんで通じてんねんって思わず声に出ていました。

ペントハウスは各話のサブタイトルまで余念がありません。サブタイトルまでしっかりとペントハウスです。わたしが一番衝撃を受けたサブタイトルを紹介しましょう。ネタバレは絶対に防がなくてはならないので、作中の誰がそうなったかは伏せるんですが、数々の悪事が明るみになったことで、とあるメインキャラがついに逮捕されてしまい、無期懲役で収監されたところで一旦エピソードが終わります。わたしも観ながら、「あーじゃあもうこの人しばらく話出てこおへんかな」と思っていたら、次のエピソードのサブタイトルが「塀の向こうからのスタート」でした。わたしは内心「え!?!?この状況から!?!?!?」と衝撃を受けてました。さすがに無理ではと思いながら次のエピソードを観たところ、本当に塀の向こうからスタートさせていてびっくりしました。しばらく戻ってこないどころか、一話またがずカムバしてきました。これがペントハウスです。

ペントハウスを観ながらわたしは思いました。ペントハウス住めてるだけで十分幸せやのに 床全部大理石やんか
こんなに豊かに生活していけるなら地位と権力求めなくても十分余裕もって生きていけるんやから、そんな大それたことせんでいいのに…。なんかいいこと言ってる風の感想を書いていますが、わたしだって「大それたこと」をやってきました。

わたしがやってきた大それたこと…それは料理です。今でこそ趣味は料理ですと言える程度までたどり着けましたが、3年ほど前までのわたしは、どうしても創作料理を作りたいという執着を捨てきれず、いつも大それたことをしてきました。いや、大それたどころで済みません。もはや奇怪なものばかり作っていました。

最初の料理は…インスピレーションだけで玉ねぎとニラを独自のやり方でカットし、ろくに味付けもしないままフライパンで加熱し、あまり火の通っていないままお皿に移したあとなぜかてっぺんにワンスプーンのマスカルポーネチーズを乗せたものでした。マスカルポーネを乗せることで、創作料理を作っていると思い込んでいたのです。魔法のレストランの後半で簡単レシピを実演で教えてくれる有名店の三ツ星シェフ気取りでした。全然違いました。

そのあとも色んな創作料理を作り続けました。オムレツの具材にパンちぎって入れてみたり、オムライスのケチャップライスの具材をきざみニンニクと錦糸卵のみにしてみたり、ピカンテソースを牛乳と煮込んでうどん用のつけ汁として食卓に出してみたり、わたしの料理を食べさせられ続けてきた人々には申し訳ない思いでいっぱいです。

(ちなみに、溶き卵に多量のバーベキューソースを入れて焼いてみたこともありました。味がバーベキューで食べるあのウインナーになりました
食感は卵なのに味がバーベキューのウインナー)

今思い出しても一番衝撃的なのは、フレンチトーストを使った大作です。説明があまりにも難しすぎるのですが頑張って言葉にしてみると、まず大量のフレンチトーストを作って半分に分けておきます。さらに、別のフライパンでベーコンとたまねぎを炒め、同時に納豆も混ぜておきます。そこから、先に作っておいたフレンチトースト①を皿に広げてその上に先ほどのベーコンと玉ねぎと納豆を乗せて包み、ほどけないようにたくさんの爪楊枝でフレンチトーストを固定します。また、フレンチトースト②が残っているのでこれをシュレッダーチーズとベーコンと玉ねぎと納豆とともにフライパンに投入し加熱します。チーズがパン同士をくっつけてくれたところでお皿に移し、フレンチトースト①で作ったよくわからない巻きと合流させ、バジルを添えて出来上がりです(出来上がりちゃうねん)。

しかし当時のわたしは、このフレンチトーストを使った謎の食べ物を高く評価していました。創作料理ってこういう感じかなと思っていました。フレンチトースト②に関しては、「これがわたしのクロックムッシュ」とかほざいていました。そもそもクロックムッシュじゃないし、なんでちょっとこれがわたしのアナザースカイみたいな言い方するねんいう感じです。クロックムッシュの言葉の意味も自信の持ち方も普通に間違っていました。

創作料理を作りたい。ただそれだけのことでいつも大それたことをしてきました。その結果、今日はわたしが作るよと言ったら遠慮されたり、わたしが作った回鍋肉を食べたトラウマで回鍋肉が食べられなくなった被害者まで出てきました。当時の料理について被害者の一人に話を伺ってみたところ、「不味いとかいう概念を通り越していた
一体何を出されているのかわからず、ただただ困惑して感想すら出てこなかった
いつも震え上がっていた」とのことでした。思い返してみると、不味いという言葉はわたしも聞いたことがなかったように思います。被害者たちはただ一様に困惑した様子で黙々と料理を口に運び、口を開いたかと思えば困惑した様子で、一体何が入っているのかと表情にやや恐怖を滲ませながら尋ねてきていました。

わたしがこの話をエピソードとして話すことができているのは、これが過去の話だからです。現在進行形でまだこのレベルなら恥ずかしくてこんなに堂々とコラムに書けません。

意欲ばかりで無茶苦茶な料理を作り続けてシェフをクビになったわたしは、なんとそこで見捨てられず、アシスタントとして再雇用してもらえることになりました。アシスタントとして、大量の終わらない洗い物、食材の保存業務、料理長の補助、これならできるだろうとギリギリ任せてもらえたインスタントヌードル調理での実習、これでやってみて自信をつけてと渡されたミールキットなどを数年間担当して経験を積み、台所に立つとは何かを学ぶ機会をもらいました。最初の2年くらいは正直めちゃくちゃつらかったですが(特に大量の洗い物と食材保存)、今はどの作業も特に苦痛を感じずにできるようになりました。以前のわたしなら「この分量の洗い物はYouTube見ながらじゃないと無理(涙)」と苦痛を滲ませてお皿を洗っていましたが、今同じ分量のお皿を見ても「こんなん3秒で終わるやん」と思えるようになりました。

大それた料理を作っていたあの頃から修行を重ね、今やもう一度シェフとしても雇用してもらえるようになり、なんと 美味しい また作って
という以前なら考えられないような嬉しい言葉もいただけるまでになりました。ただ、それでもまだ創作料理への執念が消えないのか、メイン料理の前に毎回いちいちお通しを用意したりします。自分でも笑います、厨房から「ちょっと待ってな!先お通し食べといて!」と大鍋をふるう自分の姿に。なんのつもりなのでしょうか。

(ちなみにこれを書いている日のお通しは、おじゃこと白ネギを炒めて香りづけした高温のごま油をサラダ菜にかけて和えたあとにその上から最後にスダチを絞ったサラダでした)

食べる人を震え上がらせる料理を作っていたかつてのわたしが今や、発想が面白いと楽しんでもらえる料理を提供できるようになったことに我ながら嬉しい思いです。

ある程度料理ができるようになった今、当時の自分を振り返って思います。大それたことをせずとも、普通にお肉と野菜焼くだけで美味しかったのに。簡単な料理でよかったのに。フレンチトーストなんて普通に食べればよかったのに。

なんか美味しい新しい食べ物を発明したいという思いがいきすぎて、大それた方向に行ってしまっていました。

そんな自分を思い返すと、ペントハウスの主人公も「誰よりも富と地位と権力を手にしたい」というところからはじまってそれが大それた方向に行ってしまったんだろうなと理解できるような気もします。(願望の内容全然違いますが)

どうして当時のわたしの料理が被害者を出すほど壊滅的だったのかを思い返すと、才能がなかったからでも努力が足りなかったわけでもありません。季節を蔑ろにしていたからです。いきなり秋の収穫を求めたからです。

自分の料理での経験を通して、万物が季節の中で生きているのと同じように、物事の取り組みや達成にも季節があると考えられるようになりました。自然界の植物は、冬の厳しい寒さに耐えて養分を貯え、春の温かさの中でようやく芽吹きます。穏やかさの中で暖かい季節の到来を祝いますが、やがてその春の朗らかさも終わりを告げ、夏の暑さが厳しくなってきてまた厳しい環境の中に身を置かれます。それでも挫けずに力強く成長し、そのうち暑さが和らいできて、ようやく秋が来て結実の季節を迎えます。アシスタントとして再雇用され台所のあらゆる仕事を担い続けた数年間がわたしにとっての冬でした。美味しい
また作ってほしいと言ってもらえるようになった頃に春がやってきたんだと思っています。

あの頃のわたしはしきりに秋を求めていましたが、今もまだ秋にはたどり着けていません。色んな料理を作っていますが、まだまだ青い部分も多く、夏というにも烏滸がましい気がするので、自分は今、初夏の段階にいると考えています。暖かく心地よい季節からまた厳しい季節へと進んで成長を求められているように感じます。春の段階のわたしはただ料理を楽しんでいましたが、夏の兆しを感じはじめた今、新しい課題に直面しています。それは「出汁」です。いくら完璧な配合でさしすせその調味料を使おうとも、出汁が入るのと入らないので味に大きな違いが出ることに気付きました。先日お通しでハンバーグを出したのですが、従来のわたしならケチャップや醤油などでハンバーグソースを作っていたところを、そのときは出汁と少量の醤油と水溶き片栗粉でやってみました。すると、あっという間に和風あんかけハンバーグが完成し、大満足の一品が出来上がりました。これからもまだまだ学ぶべきことはたくさんあり、収穫の秋に向かって、わたしはこれから長い夏を迎えようとしています。

ペントハウスの主人公はスーパーセレブ度合いで行ったら完全に豊穣の秋でしたが、そのせいで最初から完成された環境にいました。自分を0から磨かなければいけない寒さも、自分にわずかな可能性を見つけられる暖かさも、戦って成長していくしかない暑さもなく、人間的な部分では冬も春も夏も経験していませんでした。寒さと暖かさと暑さを経てこそ作物が美味しくなるのと同様に、物事の達成も季節を経験してはじめて実り多く収穫されるものだと、わたしの過去の料理とペントハウスで学びました。

さて、今わたしは料理に関しては初夏にいますが、あることについてはようやく春、あることでは暑い夏、またあることにおいては長い冬の中におり、あることに関しては秋の収穫を喜んでいます。

これを読んでくださっているみなさまにもそれぞれ、冬や春や夏、そして秋があると思います。

みなさまにとって、冬や夏が厳しい中にも得るものが多く、春が朗らかで、そして何より秋の収穫が豊かで恵み多きものであることを祈っております。

それでは日曜日、お待ち致しております。



***



noa先生
【鑑定日】
なんばウォーク本店 日曜日担当
【主な占術】
タロット・ルノルマン・算命学など
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りんこ先生

あべのルシアス店(天王寺) 日曜日担当
主な占術:タロット・西洋占星術
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